愁三重

愁三重
うれいさんじゅう【愁三重】
(1)浄瑠璃で, 愁嘆場の終わりに愁いを強調する義太夫の節, および三味線の手。 特に親子・肉親の生き別れ, 死に別れなどの悲劇をもって終わる場面に多い。
(2)下座音楽の一。 主役が愁いに沈んで花道を引っ込むときに用いる。 幕外へ立て三味線が出て独奏する。 次第にテンポを速めたあと, 送り三重となる。 「忠臣蔵」四段目, 「熊谷陣屋」など。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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